フランクフルトの銀製護符が初期キリスト教の歴史を書き換える
2024-12-18
ドイツのフランクフルト近郊にある3世紀のローマ時代の墓から、画期的な遺物が発掘されました。「フランクフルト銀銘文」と呼ばれる銀製の護符です。西暦230年から270年のものと推定され、この地域でこれまでに知られている最古のキリスト教遺物よりも約50年も古いです。最先端技術によって解読された銘文には、イエス・キリストへの賛美や聖書からの引用など、キリスト教的な内容のみが含まれています。この発見は、アルプス山脈以北におけるキリスト教の存在の年代を大幅に遡らせるものであり、ローマ時代のゲルマニアにおける初期のキリスト教の広がりと影響に光を当てています。この発見は、考古学、神学、ローマ史に大きな意味を持っています。