W3C、サードパーティCookieの即時廃止を呼びかけ

W3C（World Wide Web Consortium）のテクニカルアーキテクチャグループ（TAG）は、すべてのブラウザに対し、サードパーティCookieのサポートを即座に停止するよう強く求める声明を発表しました。サードパーティCookieはユーザーのプライバシーに対する大きな脅威であり、広範なクロスサイトトラッキングを可能にしています。Cookieの削除はシングルサインオンやターゲティング広告などの既存機能に影響を与えますが、TAGはプライバシーを保護する代替技術の開発が最優先事項であると主張しています。TAGは、代替策が同じ問題を再現しないことを保証するために厳格な審査を受ける必要があり、ブラウザベンダに対し、サードパーティCookieの完全な削除のための明確なタイムラインを設定するよう求めています。