コーディング≠プログラミング:チューリング賞受賞者の抽象化に関する視点
2025-05-05

84歳のチューリング賞受賞者であるレスリー・ランポートは、基調講演でコーディングとプログラミングの決定的な違いを強調しました。彼は、コーディングの前に抽象的な思考が最も重要であり、エラーの減少とより効率的なコードにつながると主張しました。ロゼッタ宇宙船の開発で使用された独自の仕様言語TLA+は、コードの大幅な削減とアーキテクチャの改善を示す好例です。ランポートは、プログラマーが抽象的な設計ではなく言語に集中する傾向を批判し、まずプログラムの抽象的なモデルを設計してからコーディングすることを提唱しています。このアプローチにより、デバッグと改訂が最小限に抑えられ、よりクリーンで保守しやすいコードが得られます。
開発
抽象的思考