WhatsApp、ペガサススパイウェアをめぐるNSOグループ提訴で1億6800万ドルの賠償命令
2025-05-07

アメリカの連邦陪審員は、イスラエルのサイバーインテリジェンス企業NSOグループに対し、メッセージングアプリを通じてスマートフォンにペガサススパイウェアを違法にインストールしたとして、WhatsAppに1億6800万ドルの懲罰的損害賠償を支払うよう命じました。2019年に提起されたこの訴訟では、NSOグループがペガサスを使ってジャーナリスト、弁護士、人権活動家に対するサイバースパイ活動を行ったと主張されています。NSOグループは、自社の技術が犯罪とテロとの闘いに使われていると主張していますが、独立した専門家は、人権記録の悪い国々での使用の可能性を指摘しています。判決には、懲罰的損害賠償に加えて44万4000ドルを超える補償的損害賠償が含まれています。NSOグループは控訴する予定です。