英国経済、急成長も世界貿易摩擦で将来は不透明

英国経済は2025年第1四半期、前年同期比0.7％増と1年ぶりの急成長を記録し、労働党政権にとって追い風となった。サービス部門の好調が牽引役となり、G7諸国の中で最も高い成長率を達成した。しかし、エコノミストは、米国の関税政策や英国の新増税、物価上昇などを背景に、第2四半期は減速すると予想している。米英間の貿易協定締結で一部関税が引き下げられたものの、米中貿易摩擦の長期化や国内物価上昇が、消費需要と輸出成長を抑制するとみられる。