宇宙の終焉予測が覆される:粗い近似に基づく科学的失敗
2025-05-17

最近の論文で、あらゆる巨大な物体はホーキング放射を放出し、宇宙の終焉が予想より早まるという主張がなされた。この結論は大きな注目を集めたが、すぐに異議を唱えられた。批判者は、論文が粗雑な近似を用いており、その結果はより単純なモデルでも間違っていることを指摘した。実際、50年以上前に科学界は、静止した物体の重力場が粒子・反粒子対を生み出さないことを厳密に証明している。この出来事は、科学コミュニケーションにおける情報の検証の重要性と、科学的発見を解釈する際の批判的思考の必要性を浮き彫りにした。
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宇宙の終焉