ChromeOSの重大な脆弱性:Chrome拡張機能によるシステム完全制御
2025-05-28
セキュリティ研究者は、ChromeOSのファイルマネージャーに重大な脆弱性があることを発見しました。これにより、悪意のあるChrome拡張機能がシステムを完全に制御できるようになります。filesystem:chrome://file-manager URLを悪用することで、ユーザーファイルの読み書きや任意のコードの実行が可能になります。この脆弱性は、ChromeOSにおける時代遅れのJavaScript APIと、chrome://ページの権限の誤設定を利用しています。攻撃者はシステムを完全に制御し、ユーザーデータへのアクセス、システム設定の変更、さらにはCrostini経由での悪意のあるコードの実行を行うことができます。修正済みですが、この脆弱性は、Chrome/ChromeOSのような大規模で複雑なシステムにおける長年の設計上の選択のリスクを浮き彫りにしています。
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