ペンシルバニア州立大学、2D材料を用いたCMOSコンピュータを開発
2025-06-15

ペンシルバニア州立大学の研究者らは、二次元(2D)材料を用いたCMOSコンピュータを開発しました。金属有機化学気相堆積法(MOCVD)を用いて、二硫化モリブデンと二セレン化タングステンの大面積シートを成長させ、各タイプ1000個以上のトランジスタを作製しました。得られたコンピュータは、比較的低い周波数(25キロヘルツ)で動作しますが、低消費電力で単純な論理演算を実行できます。この研究は、電子機器における2D材料の活用における重要なマイルストーンであり、将来のコンピューティング技術にとって有望な道筋を示唆しています。ただし、さらなる最適化が必要です。
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コンピュータ