飲料中のマイクロプラスチック:ガラス瓶の方がプラスチック瓶より汚染が高い?

2025-06-21
飲料中のマイクロプラスチック:ガラス瓶の方がプラスチック瓶より汚染が高い?

フランスのANSESによる研究で、ガラス瓶入りの飲料は、プラスチック瓶や缶入りの飲料に比べて、マイクロプラスチック汚染が驚くほど高いことが明らかになりました。特にコーラ、レモネード、アイスティー、ビールで顕著です。ガラス瓶では1リットルあたり約100個のマイクロプラスチック粒子が検出された一方、プラスチック瓶や缶でははるかに少ない量でした(5~50倍少ない)。その原因は?瓶のキャップの塗料からマイクロプラスチックが放出されている可能性が高く、保管時の摩擦で生じた微小な傷がその原因と考えられます。キャップを洗浄することで汚染は大幅に減少しました。この研究は、メーカーに対し、キャップの保管方法や塗料の組成を変えることを提案しています。

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