オープンソースメンテナの反乱:Libxml2のケーススタディ
2025-06-26
広く利用されているXMLパーサーであるLibxml2は、オープンソースモデルの成功と失敗を浮き彫りにしています。Apple、Google、Microsoftなどの大手企業に長年頼られてきたにもかかわらず、十分なサポートが得られなかったため、メンテナのNick Wellnhoferは、セキュリティに関する情報公開差し止めを拒否し、セキュリティ上の脆弱性を通常のバグとして扱うことにしました。これは、燃え尽き症候群と資金不足を背景とした決定であり、オープンソースにおける企業の責任と、持続可能なメンテナンスモデルの必要性に関する議論を引き起こしました。Wellnhoferの行動は、オープンソースコミュニティにおける増大するフラストレーションを示唆しており、メンテナと大企業の関わり方に変化をもたらす可能性があります。
(lwn.net)