カラコル遺跡で初代支配者の墓を発見、マヤの歴史を書き換える

2025-07-17
カラコル遺跡で初代支配者の墓を発見、マヤの歴史を書き換える

ベリーズのカラコル遺跡で、この主要なマヤ都市の初代支配者であるテ・カブ・チャークの墓が発掘されました。40年以上ぶりの発見となるこの墓からは、ヒスイの宝石、モザイクマスク、マヤの支配者や神々を描いた陶器など、数多くの遺物が発見されました。墓の遺物と、メキシコ、テオティワカンからの遺物を含む近くの火葬から、マヤ文明とテオティワカン文明の間の複雑な交流が西暦350年頃にはすでに存在していたことが示唆されており、これまでの歴史観を覆し、マヤ社会の構造や政治力に関する既存の解釈に異議を唱えるものです。この画期的な発見は、重要なメソアメリカ間の交流の時期を遡らせ、古代世界の広大な交易ネットワークを浮き彫りにします。

(uh.edu)
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