大気汚染と認知症リスク増加の関連性:メタ分析

2025-08-09
大気汚染と認知症リスク増加の関連性:メタ分析

ランセット・プラネタリーヘルス誌に掲載された新たな研究で、大気汚染(PM2.5、二酸化窒素、すす)への長期間の曝露と認知症リスクの増加との間に有意な関連性があることが明らかになりました。2900万人以上の参加者データのメタ分析によると、PM2.5が10μg/m³増加するごとに認知症のリスクは17%増加し、二酸化窒素が10μg/m³増加するごとに3%、すすが1μg/m³増加するごとに13%増加しました。この研究は、大気汚染対策が公衆衛生上極めて重要であることを示しており、都市計画、交通政策、環境規制など、多様な分野の連携による認知症予防への取り組みを促しています。

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