画期的な分子、一酸化炭素中毒の特効薬となる可能性

2025-08-14

メリーランド大学医学部の研究者らが、既存治療よりも副作用が少ない、一酸化炭素中毒の特効薬となる可能性のある新規分子RcoM-HBD-CCCを開発しました。このタンパク質ベースの治療法は、一酸化炭素のスポンジとして作用し、マウス実験において血液中の一酸化炭素を迅速に除去し、尿中に安全に排出します。他の治療法とは異なり、血圧への影響は最小限でした。この画期的な発見は、救急治療室や現場での救急隊員による使用も可能な、迅速な静脈内解毒剤の可能性を示唆しています。