C++26: 名無しのプレースホルダー`_`が登場
2025-01-11
C++26は画期的な機能、名無しのプレースホルダー`_`を導入します。これは、C++における長年の悩みの種であった未使用変数の扱いを解決します。これまで、開発者は`[[maybe_unused]]`や`std::ignore`を使ってコンパイラの警告を回避する必要がありましたが、特に構造化束縛では面倒でした。`_`プレースホルダーは、競合することなく複数回宣言でき、暗黙的に`[[maybe_unused]]`属性を持ち、コードの簡素化と可読性の向上を実現します。この機能は、GCC 14とClang 18ですでに実装されています。