流出した位置情報データを使って自分を追跡してみた:衝撃の実験
2025-02-02

最近、Gravy Analyticsによる位置情報データの大量流出事件が明らかになり、2000以上のアプリが密かに位置情報を収集していることが発覚しました。開発者自身も知らないケースも多いようです。この問題を調査するため、私はゲームを1つインストールし、Charles Proxyを使ってネットワークトラフィックを監視しました。位置情報サービスをオフにしても、Unity Ads、Facebookなどの広告プラットフォームを通じて、私の概ねの位置情報とIPアドレスが漏洩していました。画面の明るさやメモリ使用量といった詳細な情報まで含まれていました。さらに調査を進めると、識別子と個人情報を紐づけたデータセットを簡単に購入できることが分かりました。これにより、正確な位置追跡が可能になります。この実験は、モバイル広告エコシステムにおけるデータ漏洩の深刻さと、ユーザーのプライバシーに対する大きなリスクを浮き彫りにしています。