トランプ政権の削減策、CDCのエリートプログラムを壊滅させる

トランプ政権による連邦公務員の削減は、疾病対策センター（CDC）の流行性疾患情報サービス（EIS）に深刻な影響を与えることになる。応用疫学の分野で世界的に有名なこの研修プログラムは、2001年の炭疽菌事件や2014～2016年の西アフリカエボラ出血熱などの感染症の流行への対応で重要な役割を果たしてきた。多くのEIS職員が解雇の危機に瀕しており、国内外での将来の危機への対応能力が大幅に低下すると、公衆衛生の専門家は警告している。この削減策は近視眼的であり、世界的な健康安全保障にとって壊滅的なものになる可能性があるとされている。