IPv6は難しいのではなく、単に違うだけ：GitHubの事例研究

Mastodonの投稿でIPv6の設定の難しさが嘆かれていました。著者はGitHubの例を用いて、問題はIPv6自体ではなく、不適切な設定と監視にあることを示しています。多くのウェブサイトはIPv6アドレスレコード（AAAA）を持っているにもかかわらず、ブラウザのHappy Eyeballsメカニズムがより高速なIPv4を優先するため、実際にはIPv6経由でアクセスできません。あるケースでは、顧客が分割VPNトンネルを使用していたためIPv6接続がブロックされました。別のケースでは、tracerouteでIPv6ルーティングがIPv4よりも早く終了しており、ファイアウォールルールまたはルーティングの問題を示唆していました。著者は結論として、IPv6を真剣に扱うか、そうでなければ使用しないように述べています。IPv6の監視と自動化の不足が、問題の発見と解決を困難にしています。