中国の科学者、高温超伝導でブレークスルー

2025-02-18
中国の科学者、高温超伝導でブレークスルー

中国の南方科技大学(Sustech)の科学者たちは、酸化ニッケル薄膜において高温超伝導現象を観測し、比較的高い45ケルビン(-228℃)で抵抗のない導電性を、高圧なしで達成しました。この研究成果はNature誌に掲載され、高温超伝導のメカニズム解明と室温超伝導体の開発に新たな希望をもたらします。この発見は、磁気共鳴画像法などの技術を大幅に低コスト化し、高効率化すると期待されます。ニッケル系超伝導体の臨界温度は、銅系超伝導体と比較してまだ向上させる余地がありますが、研究チームは材料の成長方法と組成を調整することで、臨界温度の更なる向上を目指しています。

テクノロジー 高温超伝導 酸化ニッケル