CalPERSの気候変動ポートフォリオ:グリーンウォッシングか真の転換か?
2025-03-11
アメリカの最大の年金基金であるカリフォルニア州公務員退職年金基金(CalPERS)は、化石燃料企業やその他の主要な温室効果ガス排出企業への30億ドル以上の投資を「気候変動対策」として分類しました。これは物議を醸しており、批判者らは、これがCalPERSの低炭素経済への移行という公表された目標に反するものであると主張しています。CalPERSは、汚染企業に影響を与えながらクリーンエネルギーに投資し、受託者責任を果たすことを目的としていると主張して、自らの戦略を擁護しています。しかし、報告書によると、CalPERSの気候変動ポートフォリオには、世界の温室効果ガス排出量のトップ52社が含まれており、排出量削減目標の達成における課題が浮き彫りになっています。この状況は、財務的リターンと気候変動へのコミットメントのバランスをとることの難しさを示しており、「気候変動対策」の定義と透明性に関する疑問を提起しています。
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