免疫サイトカインIL-17:脳における両刃の剣

2025-04-21
免疫サイトカインIL-17:脳における両刃の剣

MITとハーバード大学医学部の研究により、免疫サイトカインIL-17が脳に相反する作用を及ぼすことが明らかになりました。扁桃体では不安を促進する一方、体性感覚皮質では社会行動を促進します。これは、免疫系と神経系の強い相互作用を示しています。この発見は、IL-17が炎症に関与する前に、神経調節物質として進化した可能性を示唆しています。この発見は、免疫系を標的にして脳機能に影響を与えることで、自閉症や鬱病などの神経疾患の新しい治療法につながる可能性があります。