ロシアの新型ソユーズ5ロケット:ウクライナからの脱却、商業打ち上げ市場への進出
2025-08-26

ウクライナとの紛争により宇宙開発協力が崩壊した後、ロシアは新型ソユーズ5ロケットの開発を加速させています。NASAスペースシャトルのメインエンジンよりも3倍以上の推力を誇る強力なRD-171MVエンジンを搭載し、ウクライナ製の部品を使用しないソユーズ5は、ゼニットとプロトンMロケットの後継を目指しています。ロシアは商業打ち上げ市場における地位向上を狙っています。しかし、さらに重要なのは、再利用可能な第1段と新型の液体酸素・メタンエンジンを搭載したソユーズ7(アムール)ロケットです。これは将来的にソユーズ2ロケットに取って代わる予定ですが、初飛行は2030年以降に延期されています。