マウンテンバイクによる脊髄損傷、ホッケーなどの高リスクスポーツを上回る

2025-01-08
マウンテンバイクによる脊髄損傷、ホッケーなどの高リスクスポーツを上回る

UBC医学部の新たな研究によると、マウンテンバイクによる脊髄損傷の数が、ホッケーなどの高リスクスポーツを大きく上回っていることが明らかになった。2008年から2022年の間に、ブリティッシュコロンビア州では58人がマウンテンバイクで脊髄損傷を負い、アイスホッケーではわずか3件だった。近年では、マウンテンバイク関連の損傷は、スキーやスノーボードの7倍にも上る。BC州の年間発生件数は、アメリカ全土のアマチュアフットボールのそれと同じか、それ以上に達する。Neurotrauma Reportsに掲載されたこの研究では、負傷者のほとんどが健康な若い男性(男性93%、平均年齢35.5歳)であることがわかった。77.5%がハンドルバーを越えた際に負傷した。ほとんどの人がヘルメットを着用していた(86.3%)が、リスクを完全に排除したわけではなかった。BC州におけるこれらの損傷の生涯にわたる費用は、推定1億9540万ドルに上る。この研究は、安全意識の向上と安全対策の改善に関する議論を促すものだ。