砂糖入り飲料と数百万件の心臓病および糖尿病との関連

2025-01-12
砂糖入り飲料と数百万件の心臓病および糖尿病との関連

新たな研究で、砂糖入り飲料と年間数百万件にのぼる糖尿病および心臓病の新規発症との間に衝撃的な関連性が明らかになりました。年間220万件を超える糖尿病の新規発症と110万件を超える心臓病の新規発症が、砂糖入り飲料の消費に起因するとされています。この問題は、低・中所得国で特に深刻であり、これらの国では砂糖入り飲料が積極的に宣伝され、健康的な代替飲料よりも入手しやすい傾向にあります。2020年のラテンアメリカおよびカリブ海地域における2型糖尿病の新規発症の約24%が砂糖入り飲料に関連しており、サハラ以南のアフリカ地域では過去30年間で糖尿病発症率が最も高い増加率を示しており、砂糖入り飲料が新規発症の21%および心臓病の11%に寄与しています。健康へのリスクは、高い糖分含有量と栄養価の欠如に起因し、血糖値の急上昇、体重増加、インスリン抵抗性、そして2型糖尿病および心血管疾患のリスク増加につながります。解決策としては、公衆衛生キャンペーン、砂糖入り飲料への課税、そしてメキシコでの2014年の砂糖税導入の成功例に見られるような広告規制の強化などが挙げられます。しかし、特に影響が深刻なラテンアメリカやアフリカなどの地域では、さらなる対策が必要です。

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