2100年前のアレクサンドロス大王モザイク、非破壊分析を実施

2025-01-22
2100年前のアレクサンドロス大王モザイク、非破壊分析を実施

ナポリ国立考古学博物館に収蔵されている、イッソスの戦いを描いた2100年前のモザイクに対して、非破壊分析が行われました。マルチスペクトルイメージング、X線蛍光分析、分光分析などの手法を用いて、モザイクの複雑な構成と劣化の兆候が明らかにされました。研究では、イタリア産や地中海産の様々な大理石や火山岩、過去の修復に使用された石膏やワックスなど、様々な材料が使用されていることが判明しました。また、熱的不安定性や構造的問題も明らかになり、今後の修復作業に貴重なデータが提供されました。