サーバレスAPI S2、継続的プロファイリングによりパフォーマンスの大幅向上とコスト削減を実現
2025-02-14
ストリーミングデータ用のサーバレスAPIであるS2は、Polar Signals Cloudを活用した継続的プロファイリングにより、パフォーマンスの大幅な向上とコスト削減を実現しました。CPU使用率の非効率性という課題に直面し、ユーザー数の制限と運用コストの増加に悩まされていたS2は、Polar Signals Cloudの継続的プロファイリング機能、特にpprof.meと反転コールスタック機能を使用して、複数の性能ボトルネックを特定し解決しました。例えば、sha2ライブラリ経由でGravitonでのハードウェアアクセラレーションを有効にする1行のコード変更により、SHA256チェックサム計算のCPU使用率を68.37%から31.82%に削減し、スループットを効果的に2倍にしました。さらに、AWS S3 Rust SDKのCRC32Cチェックサム計算とメモリ割り当ての改善も行われました。Polar Signals Cloudの柔軟な価格設定も、S2独自のニーズにとって重要でした。