生体コンピュータがポンゲームをプレイ:生物学的AIの新たな時代?
2025-03-05
オーストラリアのスタートアップ企業Cortical Labsが、数十万個の生きたヒト神経細胞を駆使した生体コンピュータCL1を発表しました。「ウェットウェア・アズ・ア・サービス」(Wetware-as-a-Service)というクラウドシステムを通じて遠隔操作が可能で、低消費電力と高速な学習能力を特長としており、疾患モデリング、薬物試験、生物学的AIへの応用が期待されています。CL1の学習能力は現在のAIには及ばないものの、独自の生物学的特性が特定の用途で優位性を発揮します。すでに神経細胞にポンゲームをプレイさせることに成功しています。しかし、倫理的な懸念も提起されており、研究チームは生物倫理学者と協力して、安全で責任ある開発を進めています。