常圧下で-233℃以上の閾値で動作するニッケル超伝導体

2025-03-09
常圧下で-233℃以上の閾値で動作するニッケル超伝導体

中国の南方科技大学のエンジニアと物理学者チームが、常圧下で-233℃(40K)を超える超伝導性を示す新しいニッケルベースの材料を開発しました。Nature誌に掲載された研究で、研究者らは二層ニッケレート薄膜(La₂.₈₅Pr₀.₁₅Ni₂O₇)を合成し、そのうちの一つが高温超伝導体として機能することを発見しました。この画期的な発見は、磁気浮上式鉄道、核融合炉、MRI装置などの技術に革命を起こす可能性があります。