エジプト古代神殿の鮮やかな色彩がよみがえる
2025-03-15
エジプトのエスナにおいて、創造神クヌムに捧げられた神殿の現存する唯一の部分である、3世紀中頃につくられた精巧な装飾が施された入口ホールが、丹念に修復されました。何世紀にもわたるすすと放置によって埋もれていたこのホールは、長年倉庫として使用されていました。2018年から、エジプトとドイツの合同チームが蒸留水とアルコールを用いてホールを丁寧に清掃し、鮮やかな色彩のレリーフと碑文を明らかにしました。修復作業によって、古代エジプトの宗教儀式、天文学的知識、神話に関する詳細な描写が明らかになり、彼らの文化と信仰に対する前例のない洞察が得られました。このプロジェクトは、見事な芸術作品だけでなく、古代エジプトの宗教儀式、暦、神話に関する貴重な情報を明らかにするものです。
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