LEDの効率が100%を突破:低電圧によるブレークスルー
2025-03-20

MITの研究者らは、初めて、消費電力よりも多くの光出力を発するLEDを実証し、230%の効率を達成しました。鍵となるのは、印加電圧を30ピコワットに大幅に低減することであり、この場合、LEDの効率は出力電力の低下とともに上昇します。現在、低電力で光量の少ないLEDに限定されていますが、このブレークスルーは原子格子の振動から生じる余剰熱を利用し、高効率電磁通信や新しい固体冷却技術への新たな道を切り開きます。LEDの効率は明るさと反比例するという従来の理解に疑問を投げかけています。
(phys.org)