南極の氷山の下で繁栄する生態系を発見
2025-03-25

南極で巨大な氷山A-84(シカゴほどの大きさ)が分離したことで露出した海底を調査した科学者たちは、驚くほど活気のある生態系を発見しました。遠隔操作無人探査機(ROV)SuBastianを用いて、大きなサンゴ、海綿、氷魚、巨大なクモヒトデ、タコなどを発見し、これらの生物群集は何十年、あるいは何百年も存在している可能性を示唆しています。この予期せぬ発見は、氷山が周囲の環境にどのように影響するかについての既存の理解に挑戦し、南極氷床の融解の影響を浮き彫りにしています。海流が氷の下の生命にとって極めて重要であると考えられており、氷床の縮小は脅威となっています。この研究は、将来の気候変動の影響を予測するための重要なデータを提供します。