妊娠中の大気汚染と産後うつ病リスクの増加との関連
2025-03-28

新たな研究で、妊娠中の二酸化窒素(NO2)とPM10微小粒子状物質の高濃度への曝露と、産後うつ病リスクの増加との間に有意な関連性があることが明らかになりました。カリフォルニア大学の研究者らは、低所得のヒスパニック系/ラテン系女性361人を対象に、ロサンゼルスで3年間追跡調査を行いました。妊娠中期に高レベルのNO2またはPM10に曝露された女性は、低レベルの曝露女性と比べて、産後うつ病を発症するリスクが約4倍高かったのです。この研究は、妊娠中、特に妊娠中期における大気汚染への曝露を減らすことの重要性を強調しており、交通排出量を削減する必要性を示唆しています。