海水で溶けるバイオプラスチックの開発に成功

2025-03-28
海水で溶けるバイオプラスチックの開発に成功

日本の理化学研究所の科学者らが、従来のプラスチックと同等の耐久性を持ちながら、海水中で迅速に溶解し、安全な化合物だけを残す新しいタイプのプラスチックを開発しました。可逆的な結合を持つ超分子ポリマーから作られたこのプラスチックは、プラスチック汚染に対する潜在的な解決策となります。日常使用に十分な強度を持ち、疎水性コーティングへの簡単な傷が、海水による窒素とリンへの迅速な分解を可能にし、植物や微生物にとって有益な栄養素となります。栄養素の過剰も有害となる可能性がありますが、専門施設での制御された分解により、これらの要素を再利用のために回収することが可能です。