中国の宇宙ステーション「天宮」で新種のバクテリアを発見
2025-05-22
.jpg)
中国の宇宙ステーション「天宮」で、新種のバクテリアNiallia tiangongensisが発見されました。この桿状で胞子形成を行うバクテリアは、これまで知られている地球上の種とは異なります。微小重力下で生育し、栄養が乏しい環境で生き延びるためにゼラチンを分解する能力や、放射線損傷に耐えるなど、独特の適応能力を持っています。この発見は、宇宙旅行の潜在的な危険性を浮き彫りにし、将来の長期間ミッションのための衛生プロトコルの改善に役立ちます。地上の近縁種は敗血症を引き起こす可能性がありますが、宇宙飛行士への潜在的なリスクはまだ不明です。