インドのEVバッテリー戦略:独立か依存か?

2025-07-07
インドのEVバッテリー戦略:独立か依存か?

インドは18ヶ月以内にEVバッテリーの大量生産を開始する予定だが、その産業構造には懸念が残る。主要バッテリーメーカーであるAmara RajaとExideは、中国や韓国の巨大企業に比べて特許数がはるかに少なく、長年続いている外国技術への依存を示している。多くのインド企業は、独立した研究開発ではなく、外国企業との協力を選び、外国の技術とサプライチェーンに依存している。Ola ElectricやGodi Indiaなど、独立したイノベーションを試みる企業もあるが、Log9 Materialsの例は、独立したイノベーションのリスクを示している。インドの成功は、バッテリー生産だけでなく、基盤となる技術の習得にかかっている。輸入技術への依存から脱却しない限り、その野望は単に古い外国のパートナーを新しいパートナーに置き換えるだけに終わる可能性がある。