凧を使った発電：風力エネルギーのゲームチェンジャー？

アイルランドのメイヨー県で行われているプロジェクトでは、凧を使って再生可能エネルギーによる発電が行われており、風力エネルギー業界のゲームチェンジャーとなる可能性があると注目されています。デルフト工科大学発のスピンオフ企業であるKitepower社は、60平方メートルの凧を最大425メートルの高さまで飛ばし、ヨーヨーのようなシステムで発電しています。カイトサーフィン専門家とGPSシステムによって制御される凧は、1時間あたり最大30kWの発電を行い、バッテリーに蓄電されます。このシステム全体は可搬性が高く、設置が容易で、曇りの日、雨の日、夜間でも稼働します。この技術は、遠隔地へのクリーンエネルギー供給を目指しており、最終的には電力網への統合も目指しています。