MaxBench：GPU相互接続が関係データベース分析性能に与える影響のベンチマーク

研究者らは、GPU上での関係データベース分析ワークロードのベンチマークとプロファイリングのための包括的なフレームワークであるMaxBenchを発表しました。これは、様々なGPUモデル（RTX3090、A100、H100、Grace Hopper GH200）とインターコネクト（PCIe 3.0、4.0、5.0、NVLink 4.0）が、TPC-H、H2O-G、ClickBenchなどのワークロードのパフォーマンスに与える影響を評価します。算術演算強度やGFlop/sといった従来の指標を超えて、MaxBenchは「特徴的なクエリ複雑度」と「特徴的なGPU効率」を提案し、新規の費用モデルを用いてクエリ実行性能を予測します。この研究は、GPUの計算能力とインターコネクトの帯域幅のトレードオフを示し、このモデルを用いて、将来のインターコネクト帯域幅やGPU効率の向上によるパフォーマンスへの影響を予測しています。