ニュージーランドの超伝導スラスタがISSへ

2025-02-28
ニュージーランドの超伝導スラスタがISSへ

ウェリントンのビクトリア大学のパイハウ・ロビンソン研究所が、高温超伝導体(HTS)を用いた磁気プラズマダイナミック(AF-MPD)スラスタを開発しました。この革新的なスラスタは、従来の銅電磁石と比較して、電力消費量が99%削減され、磁場強度は3倍となっています。技術実証機「Hēki」は、ISSでの試験に向けて輸送中で、宇宙空間におけるHTS磁石とフラックスポンプ電源の信頼性を検証し、放射線遮蔽実験を実施します。これは、より効率的な「Kōkako」スラスタへの道を切り開き、宇宙産業における化学ロケットへの依存を大幅に削減することを約束します。