キュリオシティローバー、火星でこれまでにない最大級の有機分子を発見、生命前化学の可能性を示唆
2025-03-25

NASAのキュリオシティローバーが、火星でこれまでに発見された最大の有機分子、デカン、ウンデカン、ドデカンを発見しました。これらの分子は、地球上の生命の構成要素である脂肪酸の断片である可能性があり、「カンバーランド」と呼ばれるゲールクレーターのイエローナイフベイの岩石試料で見つかりました。この地域は古代の湖底であったことを示す証拠があります。この発見は、生命前の化学反応が以前考えられていたよりも火星で高度に発達していた可能性を示唆し、過去の生命の存在の可能性を高めます。試料中の豊富な粘土鉱物、硫黄、硝酸塩、メタンは、古代の湖沼環境をさらに裏付けています。この発見は、より詳細な分析のために火星試料を地球に持ち帰るという主張を強化します。
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有機分子