1分間の音波療法で乗り物酔いが軽減される可能性

名古屋大学の研究チームが、「sound spice®」と呼ばれる独自のサウンド刺激技術によって、わずか1分間の刺激で乗り物酔いを大幅に軽減できることを発見しました。100Hzの音波が内耳を刺激し、前庭系を活性化することでバランス感覚が向上し、吐き気やめまいが軽減されます。運転シミュレーターなどによる酔いの誘発実験と、姿勢制御、心電図、アンケート調査の結果から、この療法は安全かつ効果的であることが示されました。様々な移動手段における乗り物酔いの軽減に役立つ可能性があります。