「黄金の腕」の男:オーストラリアで最も献血をした男性が88歳で死去
2025-03-03

オーストラリアで最も多くの血液と血漿を提供したドナーとして知られるジェームズ・ハリソン氏(通称「黄金の腕の男」)が88歳で亡くなりました。60年以上にわたり1173回もの献血を行い、約240万人の赤ちゃんの命を救ったとされています。彼の血液中に含まれる希少な抗D抗体は、潜在的に致命的となるRh血液型不適合による胎児新生児溶血病の予防に不可欠でした。彼の遺産は、自己犠牲的な行為にとどまりません。彼の血液を使った研究により、抗体の合成版が開発され、世界中でより多くの命を救うことが期待されています。
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抗D抗体