ニオブリン酸:銅を凌駕する超薄型導体
2025-03-27

スタンフォード大学の研究者らは、銅よりも優れた導電性を示す、厚さ1.5ナノメートルの新規ニオブリン酸(NbP)薄膜を発見しました。従来の金属とは異なり、ナノスケールでは抵抗が増加しますが、NbPの抵抗は厚さが減少するにつれて減少します。これは、バルクよりも表面の方が導電率が高いことが原因です。この「トポロジカル半金属」の挙動は、省エネルギーな集積回路を約束します。しかし、膜厚の精密制御など、商業化には課題が残っています。
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